映像リポート「あじさいまつり・田んぼのコンサート2011」
 2011/09/24作成 

〜山間に響きわたる「懐かしのフォークソング」〜 フォークキャラバン編

  GSリバイバル編


(主催:ほてい倶楽部、後援:ほてい倶楽部、後援:多気町勢和地域 資源保全活用協議会・水土里ネット立梅用水)
第16回大師の里メダカまつり「田んぼのコンサート」
◆日時 9月18日(日) 09:45〜14:00 ※雨天9月19日
◆場所 メダカ池特設ステージ(多気町丹生)
◆プログラム
 09:45〜10:00 歓迎のあいさつ
 10:00〜10:50 フォークキャラバン
 11:00〜11:50 ソングユニット「宙」
 12:00〜12:15 「イメージソング水土里」ほか 
 12:20〜13:10 GSリバイバル
 13:20〜14:00 picnic
 (問合せ先 ほてい倶楽部 0598-49-7077)

Photo:「パフ」を熱唱するフォークキャラバン!

 平成23年9月18日(日)、多気町丹生、ふれあいの森・メダカ池で「第16回大師の里・メダカまつり」が行われました。
 前日までの雨が嘘のように晴れ上がり、ここちよい風が吹く絶好のイベント日和。大師の里は例年にない人出で、大勢の家族連れが訪れるなど終日盛り上がりを見せていました。
 メダカ池特設ステージで行われた、恒例の「田んぼのコンサート」では、地元フォークキャラバンとソングユニット「宙(そら)」、GSリバイバル、picnic などが出演し、多彩なステージが繰りひろげられました。

 今回は、Martinさん肝いりの音響機材を一新しさらにパワーアップして臨んだ「田んぼのコンサート」ですが、冒頭から会場の雰囲気が明らかに違うことが見て取れました。
 会場に詰めかけられた人たちの数が半端ではなく、終始大勢の方々が聞き入って見えたこと。
 メダカ池だけでなく周辺を歩く人たちからも、「何かが違う!聞きに行ってみよう」と思うえるような魅力ある音色。単に大きいだけでなく透き通った歌声がさらに共感を呼び、盛況なステージにつながったことを、多くの人たちのインタビューや寄せられた声から伺い知れました。

 Martinさんによれば、音響機材の一新もさることながらミキサーのセッティングを見直し、最大限のパフォーマンスが得られるように度重なるスタジオリハーサルから調整し、抜けるようなサウンドが再現できたこと。、さらに新たにメカニックとしてMixer Sugiさんが加わってくれたことで、リアルタイムに細かな調整が可能になったとのこと。
 音楽に妥協を許さないMartinさんの思いが伝わります。
 PA systerm

Photo:「悲しくてやりきれない」を熱唱するフォークキャラバン!

 午前10時、田んぼのコンサートのトップバッターはお馴染み「フォークキャラバン」です。

 冒頭でもご紹介したようにPA機材の中核をなす「パワードミキサー」をグレードアップし、個々の楽器は勿論のことボーカルやギターマイクなどが最大限のパフォーマンスを発揮するように、度重なるリハーサルで再調整して今回のステージに臨んだMartinさん。
 素人目に見ても明らかな音の違いがわかりました。会場の反応を見ても、いつもは通り過ぎる人も立ち止まってベンチに腰掛けるなど、爽やかでいて透き通った歌声と演奏の妙を楽しまずにはいられないというのが本音かと
(汗)

  コンサートは、約50分間の1ステージ構成で、「懐かしのフォークソング」を中心に皆さんに歌っていただけるようなお楽しみプログラム。
 フォークキャラバンのコンサートは、代表のMartinさん曰く「聞いて楽しんでもらうというよりは、一緒に歌って楽しめるのが魅力」。なるほど会場のあちこちからは手拍子や歌声が、さわやかな風が吹きぬけるメダカ池の谷にこだましていました。
 
「田んぼのコンサート」プログラム(出演:フォークキャラバン)
1 白いブランコ
2 悲しくてやりきれない
3 22歳の別れ
4 神田川
5 パフ
(Puff, the magic dragon)
6 500マイル
7 竹田の子守歌
8 翼を下さい
9 故郷(ふるさと)へ
(2004宮川流域エコミュージアム全国大会イメージソング)
10 あの素晴らしい愛をもう一度
11 戦争を知らない子供達

 プログラムの日本の懐かしのフォークソングから「白いブランコ」、「悲しくてやりきれない」。かぐや姫のナンバーから「22歳の別れ」、「神田川」が演奏され、おなじみの曲だけに会場から、吹き抜ける心地よい風に乗って歌声が聞こえてきます。ここは定番曲の強みでしょうか。

 続いては、モダンフォークの神様とうたわれたピーター・ポール&マリーの名曲を、お馴染みDanChanとのデュオに歌姫ChuuChanを加えた本格的ユニットで、モダンフォークの神髄に挑戦するという試みです。
 1曲目は、魔法の竜「パフ」です。Martinさんのソロに、アルトのChuuChan、バスのDanChanが重厚なコーラスを添えるスタイルに、言語(英語)ながらも多くの人たちが耳を傾け、合唱団を髣髴とさせるような重厚なハーモニーに聞き入っていました。
 2曲目は、「500マイル」。マリー・トラバースが朗々と歌い上げるこの曲に、われらがChuuChanが果敢に挑戦。DanChan(テノール)とMartin(バス)がコーラスを添えます。久しぶりに英語の勉強をしたというChuuChanですが、持ち前の声量と朗々とした歌いっぷりに会場は引き込まれ、みなさんうっとりとして聞き入っていました。
 この2曲は、Martinさんからの強い要請だとか。(汗)
 来季はさらに新たな曲に挑戦するとのことで、大変期待の持てるところです。\^o^/

 PP&Mに続いては、赤い鳥に挑戦です。
 Martinさんが、アマチュアフォークグループ「のら」でデビューした1973年当時から歌い続けてきたという、赤い鳥の「竹田の子守歌」と「翼を下さい」ですが、コーラスの妙もさることながら、ChuuChanの魅力が最大限生かされたといっても過言でないほどぴったりの曲ではないでしょうか。
 「翼を下さい」では、リフレインに「手話」を交えての熱唱で、会場も釘付けです。(汗)

 スペシャルユニットのステージの後は、フォークキャラバンオリジナルの「故郷(ふるさと)へ」の演奏です。
 この曲は、2004年秋に開催された「宮川流域エコミュージアム全国大会(日本エコミュージアム研究会第10回大会)」のためにMartinさんが作詞・作曲したもので、フォークキャラバンのコンサートで必ず歌われている素敵な曲です。
 終わり2曲は、「あの素晴らしい愛をもう一度」と「戦争を知らない子供達」を会場とともにみんなで歌う、うれしい趣向です。
 「戦争を知らない子供達」では、手拍子が沸き起こりスイングアウトに花を添えていました。\^o^/

 以上、メダカ池「田んぼのコンサート」ステージからのリポートを終わります。
 お疲れ様でした。 <(__)><(__)><(__)>

Photo:「翼を下さい」を熱唱するフォークキャラバン!

 「フォークキャラバン」とは、演奏母体である「フォークキャラバン」と、フォークソングやイメージソングを通じて、ともに楽しみながら互いに助け合い、地域を元気にしようという仲間たちの総称で、いろんな地域で、いろんな人たちといっしょに、懐かしのフォークソングや「イメージソング」など歌って、自らだけでなく、地域も元気にしよういう、いわば地域づくりを支援する活動です。 

 フォークキャラバン主宰のMartinさんからひとこと・・・
 
「歌はみんなの心をひとつにします!フォークソングを通じて様々な地域の人たちと協働しながら、新たなイメージソングの創作や歌って楽しめるコンサートの開催など、文字通り各地をキャラバンしながら“こころの輪”を広げ、これらの活動を通じて地域づくりを支援します。皆さん一緒に歌いましょう!」 

【イメージソングで地域づくり支援】

 「フォークキャラバン」では、地域づくり活動の一環として、懐かしのフォークソングやオリジナル曲を中心に「ステージ」や「コンサート」活動を続けています。
 そんな中で登場したイメージソング「水土里(みどり)」は、勢和村の立梅用水を舞台に、地域おこしグループ「ほてい倶楽部」が中心となって、「ふるさと水と土の保全活動」の一環として荒れていた山間の田を昔のような田んぼに復元し、少なくなったメダカを放しホテイアオイを植え、水田機能を活用した生態系の保全活動を続ける様を歌ったもので、立梅用水の開設180周年を記念して作ったもので、保育園児はもとより多くの村民の方々に、愛唱歌として歌い継がれています。

 また、2003年、駅弁「あら竹」のぴ〜ちゃんとの協働で、狂牛病問題のあおりを受けた松阪牛を応援しようと、新作駅弁「モー太郎弁当」の発売を記念して作ったイメージソング「カントリー(駅弁編)」が、昨秋、テレビ朝日系列の人気番組「タモリ倶楽部」のなかで取り上げられ、大ブレイクとなりました。そして、その後も駅弁「あら竹」さんと協働で、松阪牛支援を続けています。
 明けて2004年秋に開催された「宮川流域エコミュージアム全国大会(日本エコミュージアム研究会第10回大会)」のために、公式イメージソング「故郷(ふるさと)へ」を誕生させました。
 またこの曲は、わが故郷への愛唱歌としてメダカ池で開催される「田んぼのコンサート」などで歌い継がれています。

 このように、イメージソングがきっかけとなって地域交流が進み、地域の人々の連帯感も日増しに強くなってきたようにさえ感じます。
 こうして地域が元気になることによって、さまざまな活動が生まれ受け継がれていくような、そんなきっかけになればと思い作ったイメージソング。その反響の大きさを肌で感じつつ・・・。
 たかがイメージソング、されどイメージソング、侮るなかれ!

Photo:「500マイル」を熱唱するフォークキャラバン!

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 【農村のビオトープ(ほてい倶楽部)】
 メダカ池のある多気町・勢和地域は、山林が7割、平地が3割と言う中山間地域です。
 昔は、田んぼやその周りの水路にたくさんいたメダカやタガメなどの生き物が、今はだんだんと少なくなっています。この一番の原因は土地改良事業による水路や田んぼなどの整備が生態環境を変えてしまったものと考えられます。
 また、山間に残された耕作条件の悪い田などは、長く続く転作の影響や、耕作困難などから、どんどんと放棄され荒れ放題の現状にあります。
 田んぼは、年に一度「しろかき」と言うの作業により土が攪拌され、水が張られ一定の生態環境が保たれています。この環境が維持されてこそ、そこを住みかとするたくさんの生き物が生きられるのです。
 私達ほてい倶楽部では、「ふるさと水と土の保全活動」の一環として荒れていた山間の田を昔のような田んぼに復元し、少なくなったメダカを放しホテイアオイを植え、水田機能を活用した生態系の保全活動を行っています。
 現代の農村社会とにおいて「農村のビオトープ」を考えるとき、最も大切なことは、「人も生き物もうまく共生し合っている」ことで、この価値感をみんなで育んでいくことだと思います。
みんなの立梅用水「農村のビオトープ(ホテイアオイ・メダカ)ほてい倶楽部の活動」より〜

 谷あいを上手く利用して「ふるさと水と土の保全活動」の一環として休耕田を多面的に活用した農村のビオトープづくり。その舞台となるのが丹生大師の里、水と土と緑の保全広場(通称 メダカ池)です。
 ほてい倶楽部が中心となってこれらの活動が行なわれ、三重県環境功労賞受賞など先駆的な地域づくり活動が行なわれています。
 丹生地区では、立梅用水を始めとする多くの農耕文化を育んできた勢和村の「水と土」(水路や田んぼ)を、将来に渡り大切に守って行くために、特色ある農村景観づくりを進め広くの人々の関心をもってもらおうと、「あじさい倶楽部」が中心となり、平成6年からあじさい1万本運動が始まりました。
 このように、「ふるさと水と土の保全活動」の一環として休耕田を多面的に活用した農村のビオトープづくりや、特色ある農村景観づくりを進めるため行なわれている「あじさい1万本運動」など、地域をあげての素晴らしい取組みに拍手を送らずにはいられません。皆さんも機会がありましたらどうぞお訪ね下さい。

 そして、ぜひこのメダカ池に足を運んでいただき、この目で、肌で感じていただければ幸いです。

Photo:農村のビオトープ「メダカ池」の風景

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